財嚢
ざいのう
名詞
標準
purse
文例 · 用例
そうすると母が、『お前腹がすきはせんか、腹がすいたら餅をお喰べ、出して上げようか』と言って合財嚢の口を開きかけます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
」と其子をば、其邊の小さい料理屋へ連れて行つて、自分の貧しい財嚢を傾けて、息子の嗜好な色々の物を御馳走して「さて、忰や、お前は此頃はどうしておいでだえ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
マリウチアは財嚢を父にわたしつ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
斯く云ひつゝ、主人は小き財嚢をドメニカが手に渡し、猶何事をか語り給ふに、我は貴婦人に引かれて奧に入りぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われは財嚢を傾けてこれに贈りぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
一男子は笑ひつゝ、さらば我は骨牌の爲めに帶び來れる此金殘らずを置かんと云ひて、その財嚢を擲てり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
極々愚鈍の富者は小間物屋の肆前に立って、噫悲しい哉、今は吾が買う可き何物をも新に見出し得ざるに至ったと嘆じて、何か買いたい物の有った時の幸福さを味わうと同時に、豊満せる財嚢を抛ち棄てて落涙するという昔話を其儘演出するに終らねばならぬ。
— 幸田露伴 『貧富幸不幸』 青空文庫
伊藤八兵衛と手を分ったのは維新早々であったが、その頃は伊藤もまだ盛んであったから椿岳の財嚢もまたかなり豊からしかった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は腰から下げた財嚢から、銀貨を数枚取り出して支払った。
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泥棒に財嚢を盗まれてしまい、一文無しで立ち往生している。
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使い込まれた革の財嚢には、代々の当主が貯めた硬貨が入っている。
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標準
wealth
作例 · 標準
彼は莫大な財嚢を背景に、政界へと進出する野心を抱いた。
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国家の財嚢を潤すために、新しい産業の育成が急務となった。
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彼は自身の財嚢を惜しみなく投じて、貧しい子供たちのための学校を建てた。
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