墓場
はかば
名詞頻度ランク #26601 · 青空 1165 例
標準
graveyard
文例 · 用例
ああ汝の肖像、われらおよばぬ至上にあり、金屬の中にそが性の祕密はかくさる、よしわれ祈らば、よしやきみを殺さんとても、つねにねがはくば、われが樂欲の墓場をうかがふなかれ、手はましろき死體にのび、光る風景のそがひにかくる。
— 萩原朔太郎 『光る風景』 青空文庫
ポオの無韻詩「大鴉」の表現効果は、あのねえばあ・もうあとか、れのああとかいふ言葉の、寂しく遠い、墓場の中から吹いて来る風のやうな、うら悲しくも気味の悪い音韻の繰返す反響にある。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
線香と花|估るゝ事しきりに小僧幾度か箒引きずって墓場を出つ入りつ。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
子供が急いで急坂を上るのは、私の身心から発散する墓場の雰囲気が恐ろしかつたのだと、私は考へた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
僕はようやく少し落着いて人々と共に墓場を辞した。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
「とても取り返すことの出来ない生」を取り返さうとして、墓場の下から身を起さうとして無益に焦心する、悲しいたましひのすすりなきのやうなものが、彼の不思議の芸術の一面であつた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
そこが、産卵を終つた彼等の墓場だつたのだ。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
墓場を発いて屍体を嗜む変質者のやうな惨忍なよろこびを俺は味はつた。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
作例 · 標準
月のない暗い夜の墓場は、風の音さえも恐ろしく聞こえるほど不気味な静寂に包まれていた。
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この仕事上の不名誉なミスだけは、私が墓場まで持っていく覚悟で誰にも明かさないつもりだ。
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ホラー映画の定番シーンとして、霧の立ち込める不気味な墓場から死者が蘇る描写がある。
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