仕着せ
しきせ
名詞
標準
servant's clothes provided by an employer
文例 · 用例
敢て流行を趁う考も無いし、もう年を取ったからしゃれても仕方が無いと思って居るので、妻の御仕着せを黙って着て居るが、女などがいい着物を着たのを見ると、成程いいと思う。
— 夏目漱石氏−収入−衣食住−娯楽−趣味−愛憎−日常生活−執筆の前後 『文士の生活』 青空文庫
無論囚人服を着たままですから、夜しか人里に出られなかった訳でしたが、私は盗みというものを絶対にしない方針でしたので、どこまでも青いお仕着せ姿で、鳥獣と同じ生活をして行かなければなりませんでした。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
ところがUNIXは使う側の都合に合わせて仕掛けを変えていく柔軟性が高かったことで、技術屋や学生の中でもとりわけわがままな連中は、メーカーのお仕着せでないこのOSを好んだ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
どなり、しかり、当たり散らしながら死骸を見調べると、小娘は年のころ十三、四、手甲、脚絆、仕着せはんてんにお定まりの身ごしらえをして、手口は一目|瞭然、絞殺にまちがいなく、かぶっている菅笠のひもがいまだになおきりきりと堅く首を巻いたままでした。
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
しかも、女物の、同じような仕着せはんてんの片そでなのです。
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
片そでをもぎとられた仕着せはんてんはここにござる。
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
しまがらは合いませぬかな」 にこやかに笑って、帳場のわきから取り出したのは、だんだらじまの右筒そでをちぎられた仕着せはんてんでした。
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
「これなる仕着せの主がおくにとすれば、片そでがふびんなおなつの口なり手なりに残っておった以上、まず十中八、九までおくにが下手人とにらまねばなりませぬ。
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
奉公に出たばかりの少年に、主人が真新しい藍染めの仕着せを渡した。
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昔ながらの旅館では、今でも仲居たちが揃いの仕着せを身にまとっている。
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お仕着せの言葉ではなく、自分の心から出た感謝を伝えたかった。
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