おろおろ声
おろおろごえ
名詞
標準
choked voice
文例 · 用例
」 すると陳が外でおろおろ声を出しました。
— 宮沢賢治 『山男の四月』 青空文庫
」 樺の木はおろおろ声になりました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
坊様もお達者で、早く大きくなって偉いかたになるのですよ」とおろおろ声で言って「徳さんほんとにあまりおそくなるとお宅に悪いから、早く坊様を連れてお帰りよ、わたしは今泣いたので、きのうからくさくさしていた胸がすいたようだ。
— 国木田独歩 『少年の悲哀』 青空文庫
そのあと母は泣き出して、おろおろ声で及川に頼むのでした。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
千歳はおろおろ声になって、「後生だからそんなこと言わないで、あなたはお父様にお詫びして姉様と一緒になって――」 千歳が思わず取縋った慶四郎の手から、却ってぴりぴりするような厳しい震えを千歳は感じた。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
窓からは皆三の憤怒に歪んだ顔が現われ「ばか――」 と叫ぶのだが、その語尾はおろおろ声の筋をひいて彼自身の敗北を示していた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
」 とおろおろ声で泣くようにいう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
お雪は見るも痛々しく、目も眩れたる様して、おろおろ声で、「痛みますか、痛みますか。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「choked voice」である。
「choked voice」という意味で使われることが多い。
choked voice」という概念は重要だ。
その出来事は「choked voice」の良い例だ。