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眺め渡す

ながめわたす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
1
標準
to gaze out over
文例 · 用例
それより以前は、その辺からずっと眺め渡すことが出来るかも知れませぬけれども、直接に知るということはむずかしいのであります――先ず推古天皇の頃まで溯っても、五十の音がことごとく別々に使われ言い分けられておったということはなかったと思うのであります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
だが、――またその翌日の夕方になると、私は姉の後姿を窓から見送って、それからさて、れいの並木の方を眺め渡すのであったが、女はその言葉通りあの夜以来とんと姿を現わさなかった。
渡辺温 可哀相な姉 青空文庫
空気は焙り、光線は刺す―――――― 私と娘は、いま新嘉坡のラフルス・ホテルの食堂で昼食を摂り、すぐ床続きのヴェランダの籐椅子から眺め渡すのであった。
岡本かの子 河明り 青空文庫
その起伏のさまは、伊香保の湯宿の高い裏欄干から上つ毛野、下つ毛野に蟠る連山の頂上を眺め渡すようだった。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
ままよ、何でも、高い所へ登って松島湾全体を眺め渡す事が出来たらいいのだ、それで義理がすむのだ、といまは風流の気持も何も失い、野暮な男の意地で秋草を掻きわけ、まるで出鱈目に細い山道を走るようにして登って行った。
太宰治 惜別 青空文庫
人生のさまざまな経験を経てこれを一つの光景として眺め渡すことのできるときにのみ可能である。
倉田百三 愛と認識との出発 青空文庫
お互の挨拶が若いブレイスブリッジと親戚の間に交されてゐる間に、わたしには室をひとわたり眺め渡す暇が出來た。
アーヴィング クリスマス・イーヴ 青空文庫
丑松はそれを自分の机の上に載せて、例のやうに教科書の方へ取掛つたが、軈て平素の半分ばかりも講釈したところで本を閉ぢて、其日はもう其で止めにする、それから少許話すことが有る、と言つて生徒一同の顔を眺め渡すと、『先生、御話ですか。
島崎藤村 破戒 青空文庫
作例 · 標準
丘の上から、見渡す限りの田園風景を眺め渡した
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彼は船の甲板から、広大な太平洋を眺め渡す
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将軍は戦場全体を眺め渡し、次の戦略を練った。
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