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三和土

たたき異読 タタキ
名詞頻度ランク #7636 · 青空 107
1
標準
hard-packed dirt (clay, gravel, etc.) floor
文例 · 用例
「まあね……」と彼女は三和土の上で靴を脱いでる夫の肩に手を置いて声だけを難儀らしくして云つた。
――飜弄さる 蜻蛉 青空文庫
凍った空気を呼吸するたびに、鼻に疼痛を感じながら栗本は、三和土にきしる病室の扉の前にきた。
黒島傳治 氷河 青空文庫
それから少しきたない話ではあるが、昔|田舎の家には普通に見られた三和土製円筒形の小便壺の内側の壁に尿の塩分が晶出して針状に密生しているのが見られたが、あれを見るときもやはり同様に軽い悪寒と耳の周囲の皮膚のしびれを感ずるのであった。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
そして拭掃除の行き届いた硝子張りの格子戸を開けて、黙ったまま三和土の上に立った。
有島武郎 星座 青空文庫
待ち設けたよりももっと早く――園は少し恥らいながら三和土の片隅に脱ぎ捨ててある紅緒の草履から素早く眼を転ぜねばならなかった――しめやかながらいそいそ近づく足どりが入口の障子を隔てた畳の上に聞こえて、やがて障子が開いた。
有島武郎 星座 青空文庫
」生理学教室四十八 お孝は黒繻子の襟、雪の膚、冷たそうな寝衣の装で、裾を曳いて、階子段をするすると下りると、そこに店前の三和土にすっくと立った巡査に、ちょっと目礼をして、長火鉢の横手の扉を、すっと縁側へ出て行く。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
とばかりで、三和土に立った警官は、お孝が降りて来た階子段を斜に睨んで、髯を捻る事|専なり。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
……』文太郎君は三和土の上に靴を投うり出すし、エミ子さんは仏蘭西鳩のような声を出して笑いました。
渡辺温 四月馬鹿 青空文庫
作例 · 標準
濡れた長靴を脱いで、冷んやりとした三和土の上に置いた。
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祖母の家の三和土には、使い古された箒とチリトリがいつも立てかけてあった。
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建築雑誌で、和モダンな住宅の玄関に三和土が採用されているのを見つけた。
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ウィキペディア

三和土(たたき)は、「敲き土(たたきつち)」の略で、赤土・砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って敲き固めた素材。3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」と書く。叩き漆喰とも呼ばれる。土間の床に使われる。

出典: 三和土 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0