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雁が音

かりがね異読 カリガネ
名詞頻度ランク #26042 · 青空 5
1
標準
call of a wild goose
文例 · 用例
※の聲のこる茅店の月、離人の膓をたち、雁が音わたる關山の月、征夫の心を傷ましむる媒となりて、物のあはれを添ふるは、なべて女の性の感情ふかきにたとへむ。
大町桂月 日月喩 青空文庫
」 こんなことを話し合つてゐる中に、千代松は莖ばかりの雁が音といふ煎茶を丁寧に入れて、酒の出るまでと道臣に進めた。
上司小劍 天滿宮 青空文庫
○さ夜中と夜は深けぬらし雁が音の聞ゆる空に月渡る見ゆ 〔巻九・一七〇一〕 柿本人麿歌集 弓削皇子に献った歌三首中の一つで、人麿歌集所出である。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
良清、かきつらね昔のことぞ思ほゆる雁はそのよの友ならねども 民部大輔惟光、心から常世を捨てて鳴く雁を雲のよそにも思ひけるかな 前右近丞が、「常世出でて旅の空なるかりがねも列に後れぬほどぞ慰む 仲間がなかったらどんなだろうと思います」 と言った。
須磨 源氏物語 青空文庫
源氏は、故郷を何れの春か行きて見ん羨ましきは帰るかりがね と言った。
須磨 源氏物語 青空文庫
あの訴え状にもあるとおり、時刻は夕がたとしてありますが、その夕がたのおよそいつ時分に、どこでどうやってあの質屋の子せがれがかっさらわれたのか、かいもく手がかりがねえっていうんでしょ。
青眉の女 右門捕物帖 青空文庫
月のまへのしらべは夜寒をつぐる秋風雲井のかりがねは琴柱におくるこゑ/″\。
竹久夢二 砂がき 青空文庫
なにしろちっとも手がかりがねえので、おれ達ももう諦めてしまった頃へ、この頃になってふと聞き込んだのは、お亀によく肖た女を音羽辺で見かけた者があると云うのだ。
白蝶怪 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
秋の夜長、遠くの空から届く雁が音に、ふと遠い故郷の山河を思い出した。
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「耳を澄ませてごらん。雲の向こうから聞こえるあれが雁が音だよ」と祖父が教えてくれた。
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古今和歌集には、旅先で聴く雁が音に身の上を重ねる繊細な歌が数多く収められている。
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2
標準
wild goose (esp. a lesser white-fronted goose, Anser erythropus)
作例 · 標準
夕焼け空を背景に、雁が音の群れが美しいV字型の編隊を組んで南へと渡っていく。
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越冬のために飛来した雁が音が、朝もやの立ち込める湖面で静かに羽を休めていた。
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沼地の枯れ草の中に、数羽の雁が音が身を潜めているのを望遠鏡で慎重に観察する。
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3
標準
tea made from twigs of high-quality tea plants (esp. gyokuro)
作例 · 標準
「この雁が音、茎の香りがすごく爽やかで、後味がスッキリしているね」
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茶屋の店主に勧められた上質な雁が音を、少し低めの温度のお湯で丁寧に淹れてみた。
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抹茶の製造過程で選別された茎を使った雁が音は、独特の甘みがあって客人に喜ばれる。
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雁が音は普段使いのお茶だけど、淹れ方次第で玉露のような深い味わいになるんだよ」
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