幻辞.com

招提

しょうだい
名詞
1
標準
文例 · 用例
招提寺の金堂は、当時は第三流程度であつたと云はれるが、現在では古今の傑作と嘆称されるのだから、当時いかに壮麗なる寺院、宮殿が多かつたかが想像されるのである。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
大発見12・15(夕) 近頃その筋の手で、大和唐招提寺にある国宝の修繕をするに就いて、偶然にもそこの金堂で素晴しい大発見をした。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
わたしは山口隆一君より贈られた一册の過海大師東征傳を愛藏してゐるが、過海大師とは奈良招提寺の鑑眞和尚の事で、この唐僧が佛法の戒律を傳へに來朝したのは、平安遷都より三十年ほど前にあたる。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
芭蕉が大和めぐりの旅を終り、高野山から和歌浦の方を※つて、奈良まで引き返して來たのは、ちやうど鹿の子を産する若葉の頃で、その折に招提寺を訪ね、鑑眞和尚の像を拜んだとある。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
若葉して御眼の雫ぬぐはばや これは芭蕉が奈良の招提寺を訪ねた時の吟である。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
その招提寺に翁は鑑眞和尚の像といふものを拜んだ。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
その中に、『招提寺、鑑眞和尚來朝の時、船中七十餘度の難をしのぎたまひ、御眼のうち鹽風吹き入りて、終に御眼|盲させ給ふ』とあるのが、それだ。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
招提寺金堂の千手觀音の前であの澤山の觀音の手の美的效果に就て澤木君が傍の人と論じてゐたのを記憶する。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫