追い付く
おいつく
動詞
標準
文例 · 用例
嘆くより後れ走せでも秘かに学んで追い付くより仕方がない。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
そのときぼくらはひどい仕事をしたほかに、どうしてそれに追い付くか。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
「そうか、それでも足りなきァ、船賃に追い付くまで、もう少し弁じようか。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
ほかの馬飼も捨松に加勢するつもりで、あとから続いて追いかけたのですが、雪が激しいのと、馬が早いのとで、誰も追い付くことが出来ない。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
」と、安行は北を指さして、「勿論、飛ぶように足が疾いのだから、到底追い付く訳には行かない。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
滅多に滅多に追い付くまい!
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
稼ぐに追い付く貧乏なし、ってな、昔の人はうまいことを云うたものさ」 爺さんはこの諺が今の場合あてはまっているとは思わないが、どうもほかにうまいことも思い付かないので、これをちょっとの間に合せにした。
— 矢田津世子 『神楽坂』 青空文庫
ところへ、あとの方から前の一人が駆けて来て、綱を引ずった馬に追い付くと、「コーレ、シッ」と大きな声で言って叱るのが聞こえた。
— 水野葉舟 『黄昏』 青空文庫