か黒い
かぐろい
形容詞
標準
deep black
文例 · 用例
それはたしかになにか黒いつるつるした細長いものであの見えない天の川の水の上に飛び出してちょっと弓のやうなかたちに進んでまた水の中にかくれたやうでした。
— 宮沢賢治 『〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕』 青空文庫
ちょっと向うを見たら何か黒いものが波から抜け出て小さな弧を描いてまた波へはいったのでどうしたのかと思ってみていたらまたすぐ近くにも出た。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
うんにゃ、秘さっしゃるな、おらが目は赤くッても、白いか黒いかはちゃんと見える。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
それはたしかになにか黒いつるつるした細長いもので、あの見えない天の川の水の上に飛び出してちょっと弓のようなかたちに進んで、また水の中にかくれたようでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
それはたしかになにか黒いつるつるした細長いもので、あの見えない天の川の水の上に飛び出してちよつと弓のやうなかたちに進んで、また水の中にかくれたやうでした。
— 宮沢賢治 『銀河鐵道の夜』 青空文庫
そうしたらぼくのそばに寝ているはずのおばあさまが何か黒い布のようなもので、夢中になって戸だなの火をたたいていた。
— 有島武郎 『火事とポチ』 青空文庫
うんにや、秘さつしやるな、おらが目は赤くツても、白いか黒いかはちやんと見える。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
三木雄はまだ白梅が白いということや、その時咲き盛っていた椿の花というものが、紅いのか黒いのかさえよくわきまえていなかったのに智子はまず驚いた。
— 岡本かの子 『明暗』 青空文庫
作例 · 標準
嵐の前の海は、底知れぬ深さを感じさせるほどにか黒い色を湛えていた。
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「彼女の髪は、濡れたカラスの羽のように艶やかでか黒いね」
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暖炉の中で燃え尽きた薪が、か黒い炭となって真っ白な灰の中に転がっている。
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墨を摺り下ろしたような、か黒い雲が急激に広がり、あたりは一瞬で暗転した。
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