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底寒い

そこさむい
形容詞
1
標準
bitterly cold
文例 · 用例
底寒い日が幾日もつづいて、時々に大きい霰が降った。
津の国屋 半七捕物帳 青空文庫
)それがゴソリゴソリと地主に取り上げられて行くのを見ると、もとはちっともそうでなかったのに、妙に投げやりな、底寒い気持になった。
小林多喜二 不在地主 青空文庫
都には今年の冬が俄に押し寄せたように、陰った底寒い日が幾日もつづいて、けさはめずらしく青々とした空をみせたかと思うと、どこからか忽ちにしぐれ雲を運び出して、大粒の霰がはらはらと落ちて来た。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
風はないが、底寒い日であった。
半鐘の怪 半七捕物帳 青空文庫
戸坂嵐子殿(四月十二日午後) 愈々春だが、ここではまだ底寒い
戸坂潤 獄中通信 青空文庫
その道に沿うてただ一叢二叢僅かに聳えた木立が、そこのみが人里近いことを思わすだけで、どこをどう見ても、底寒い死気が八方から迫ってくるような、引き入れられるような、陰気な心持を誘われるのであった。
伊藤野枝 転機 青空文庫
そして夕方、北向の高窓から射す日の光が、薄らとぼやけてゆく頃、秋子は何気なくその室にはいって、押入の前に佇むと、ぞーっと底寒い気がして、ぶるぶると身体が震えた。
豊島与志雄 白血球 青空文庫
彼が大老の前に着座すると共に、若年寄の部屋も老中部屋も、廊下の隅々までがひっそりとなり、今までの静けさとは違った更に底寒い沈黙に包まれるのが感じられた。
山本周五郎 城中の霜 青空文庫
作例 · 標準
暖房のない古い家は、冬になると底寒い
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彼の言葉は、聞いている者の心を底寒くさせた。
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北国の冬は、体だけでなく心まで底寒く感じる。
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底寒い(そこさむい) — 幻辞.com