餅撒き
もちまき
名詞
標準
文例 · 用例
村中の人々が殘らず集つて來て、餅撒きに紅白の小餅を拾はうと爭つた。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
「さア餅撒きだ」と誰かが云った。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
餅撒きの阿賀妻は川に向って凝然としていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
彼らにとって棟上げと餅撒きは同義語なのだ、当事者もまた高らかにそれを謳って置きたい。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
彼も、この光栄ある餅撒きの役目で、是非拾ってもらいたいと思う人がいた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
餅撒きはたけなわになっていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
式の翌る日からは、貧民への餅撒きやら、施粥やら、寺院への勧進やら、それも済むと、新郎新婦は、やがて、新しい愛の巣へ、二人だけで移って住むことになった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
「ほ、餅撒きか」 雲霧は、ぼんやり、足を止めた。
— 吉川英治 『雲霧閻魔帳』 青空文庫