ぴしり
ぴしり
副詞-と
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文例 · 用例
――頬邊は、可い鹽梅に掠つたばかりなんですけれども、ぴしり/\酷いのが來ましたよ。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
」 と、雁首で、猫の額をぴしりと打つた、ぎやつ、と叫ぶと、猫は斜かひに飛んで、早や、其處が用水べりの田圃に飛んだ。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
」 と、山伏の、いうと斉しく、手のしないで、数珠を振って、ぴしりと打って、不意に魂消て、傘なりに、毒茸は膝をついた。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
なぜッて、宗山がその夜の中に、私に辱められたのを口惜しがって、傲慢な奴だけに、ぴしりと、もろい折方、憤死してしまったんだ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
そして申しわけに、牛の首ったまを、手綱でぴしりと打ちました。
— 新美南吉 『牛をつないだ椿の木』 青空文庫
」風間は、ぴしりと言う。
— 太宰治 『花火』 青空文庫
わたしがやゝ安心して泣き出す姿形を見て、師匠は「なんてい野暮な泣き方をするんだ」と叱言を言ったり、「下手だなあ、それで芸人の泣き方といえるか」と窘めたり、口では終えなくて箸を逆持ちにした太い方で少年のわたしの小腕をぴしりと打つときもあり、自分が代って泣き方の模範を示して呉れるときもある。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
氷張る河のうへ、ぴしりうつ欠片、氷。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
作例 · 標準
凍りついた木の枝が、風に煽られてぴしりと音を立てて折れた。
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静まり返った部屋の中で、ラップがぴしりと鳴る音がして心臓が止まりそうになった。
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完璧に整頓された机の上に、最後の一冊をぴしりと置いて作業を終えた。
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