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微分子

びぶんし
名詞
1
標準
particle
文例 · 用例
この核となるものは極微な塵埃やまた物理学者がイオンと称えて顕微鏡でも見えぬしかもそれぞれ電気を帯びた微分子である。
寺田寅彦 歳時記新註 青空文庫
もし人間以外のあるものが他の世界からこれら街上の人間についてただこのような統計的分布に関係した事がらのみを観察していたならば、そのものの目には、人間は無生の微分子としか見えないであろう。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
そうして、その同じ微分子が、一方で有機的な国家社会的の機関を構成しているのを見てその有機体の生命の起原を疑い怪しむに相違ない。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
蓋し其の物の氣は即ち其の物の本體と同一にして、恰も本體の微分子なるが如く、一にして而して二、二にして而も一、氣あれば必らず物あり、物あれば必らず氣あり、氣と物と相離るれば則ち物既に物たらず、物と氣と相失へば則ち氣既に氣たらず、氣は即ち物より生ずるの物にして、物は即ち氣の本づくところの氣である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
譬へば水は是物、水上の潤、此の潤や燥熱や、幾微にして知る可からず捉ふ可からずと雖も、水氣火氣の本體の水火に於けるは、二にして一、一にして二、氣は恰も本體の微分子たるが如き觀あり。
幸田露伴 努力論 青空文庫
海潮の氣を潮氣といひ、山岳の氣を山氣といふやうに、河氣といひ、澤氣といひ、野氣といひ、泉氣といひ、虹氣といひ、暈氣といひ、塵氣といひ、雲氣といひ、日輪の兩傍に現はるゝものを珥氣といふ類は、實に數限りも無いことであるが、此等も亦皆其の物より發する其の微分子の如きものを稱すると解して差支無い。
幸田露伴 努力論 青空文庫
山澤河海の微分子と云へば、甚だ不明なことであるが、畢竟山澤河海の影の如く香の如くにして、譬へば人のエアーの如き山澤河海の氣象、即ち樣子の如きをも氣といふのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
一塊の遊星は宇宙の微分子であると同様に人間はその遊星の一個の上の微分子である。
寺田寅彦 知と疑い 青空文庫
作例 · 標準
水中に漂う微分子を顕微鏡で観察した。
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空気中には、目に見えない微分子が数多く存在している。
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この物質は、非常に小さな微分子が集まってできている。
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