腕付き
かいなつき
名詞
標準
文例 · 用例
その熊の皮を踏みつけて大書卓がガラス窓の下に据えられ、中央には楢の丸卓と腕つきの椅子が四つ置かれてあった。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
」 鞭でその楢材の腕つき椅子を示しながら、喜平は怒鳴るように言った。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
この若いのの兄貴というのが、白骨温泉の夏場、イヤなおばさんなるものにさんざん精分を抜かれて、ちょうど、こんな腕つきで引き立てられて歩いたのを見た者もある。
— 弁信の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
いざ諸人よ、おゝ、さらば愛さんかな、唄はんかな、それだけさ」 さうさゝやいて帰りかけたが、戻つてきて、腕つきで太平を抱くまねをして接吻の音だけさせて、アッハッハと笑ひながら階段を登つて行つた。
— 坂口安吾 『外套と青空』 青空文庫