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門道

もんどう
名詞
1
標準
文例 · 用例
丁度水戸黄門道中記みたいに、どたん場で、大金持の息子という身分を明らかにして、暴力団のピストルを下げさせてしまいます。
一九四四年(昭和十九年) 獄中への手紙 青空文庫
さて、まわりに人の墻が出来ると、李は嚢の中から鼠を一匹出して、それに衣装を着せたり、仮面をかぶらせたりして、屋台の鬼門道から、場へ上らせてやる。
芥川龍之介 仙人 青空文庫
今月の『新小説』の和辻哲郎氏が「入宋求法の沙門道元」に就いて書いて居られるが、あの中の「即ち十丈の竿のさきにのぼって手足を放って身心を放下する如き覚悟がなくては」という気持、あの「人を救うための求道ではない、真理の為めに真理を究める求道」であるという心境、それを私は求めたいと思います。
宮本百合子 女流作家として私は何を求むるか 青空文庫
悟空も亦数分の後には一打十万八千路、――と言っても実際は大股に悠々と鬼門道へ退却したり。
芥川龍之介 北京日記抄 青空文庫
なお「沙門道元」の初め三分の二は『思想』創刊以前に『新小説』に連載したものである。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
(大正十一年、九月)沙門道元一 序言 自分は沙門道元の人格と思想とを語るに当たって、最初にまず自分が「禅について門外漢であること」と、ただ単に「道元に対する驚嘆を語るに過ぎないこと」とを断わっておきたい。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
「ご苦労だがさっそく部下をひきいて、一方は西門道から村々を巡邏してゆき、また一方は、東門街道を出て県下を巡り、途々賊あらば捕え、民の難あらば助け、そして二た手の巡警隊は、東渓村の山上で落ち合い、相互の情報を交わし合うがよい」「心得ました。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
門道一 永安城の李厳は、増産や運輸の任に当って、もっぱら戦争の後方経営に努め、いわゆる軍需相ともいうべき要職にある蜀の大官だった。
五丈原の巻 三国志 青空文庫