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ぶくり

ぶくり
副詞副詞-と
1
標準
sound of something floating or sinking in water
文例 · 用例
船は緑の岩の上に、浅き浅葱の浪を分け、おどろおどろ海草の乱るるあたりは、黒き瀬を抜けても過ぎたが、首きり沈んだり、またぶくりと浮いたり、井桁に組んだ棒の中に、生簀があちこち、三々五々。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
が、ぶくりとして、あだ白い、でぶ/\と肥つた肉貫――(間違へるな、めかたでない、)――肉感の第一人者が、地響を打つて、外房州へ入つた女中だから、事が起る。
泉鏡太郎 木菟俗見 青空文庫
半纏を脱いだあとで、頬かぶりを取つて、ぶらりと提げると、すぐに湯氣とともに白い肩、圓い腰の間を分けて、一個、忽ち、ぶくりと浮いた茶色の頭と成つて、そしてばちや/\と湯を溌ねた。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
この呪詛のために、浮べる輩はぶくりと沈んで、四辺は白泡となったと聞く。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
そのくせ腹は干されたように空いていましたが、胸一杯になって、頭を掉ると、はて食好をする犬の、と呟いて、ぶくりとまた水へ落して、これゃ、慈悲を享けぬ餓鬼め、出て失せと、私の胸へ突懸けた皺だらけの手の黒さ、顔も漆で固めたよう。
泉鏡花 薬草取 青空文庫
が、腹を出して浮脂の上にぶくりと浮く。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
内の医師が手にかけたという、嬰児の酒精に浸けたのが、茶色に紫がかって、黄色い膚に褐斑の汚点が着いて、ぐたりとなって、狗の児か鼠の児かちょいとは分らぬ、天窓のひしゃげた、鼻と口と一所に突き出た不状なのが、前のめりにぶくりと浮いて、膝を抱いて、呀!
泉鏡花 沼夫人 青空文庫
」…… と言つて指して見せたのが、雨に沢を帯びた、猪口茸に似た、ぶくりとした茸であつた。
泉鏡花 雨ばけ 青空文庫
作例 · 標準
釣り糸を垂らして待っていると、浮きがぶくりと沈んで大きなアタリを知らせた。
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池に投げ込んだ石は、ぶくりという鈍い音を立てて暗い水底へと消えていった。
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沼の表面から突然ぶくりと大きな気泡が湧き上がり、辺りに生臭い匂いが漂った。
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ぶくり(ぶくり) — 幻辞.com