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遠雷

えんらい
名詞
1
標準
distant thunder
文例 · 用例
文公の来る前から西の空がまっ黒に曇り、遠雷さえとどろきて、ただならぬけしきであったのである。
国木田独歩 窮死 青空文庫
この時いずこともなく遠雷のとどろくごとき音す、人々顔と顔見合わす隙もなく俄然として家振るい、童子部屋の方にて積み重ねし皿の類の床に落ちし響きすさまじく聞こえぬ。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫
一町ばかり先にある、今自分の乗つた自動車の通つて来た道を、オートバイが遠雷のやうに近づき、やがて消えていつた。
中原中也 亡弟 青空文庫
成程遠雷の如き叫聲が野山に響渡ると、忽に其處の森からも、彼處の岩陰からも三頭五頭と猛獸は群をなして現はれて來た。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
刻は、草木も眠る、一時と二時との間、談話暫時途絶えた時、ふと、耳を澄すと、何處ともなく轟々と、恰も遠雷の轟くが如き響、同時に戸外では、猛犬稻妻がけたゝましく吠立てるので、吾等は驚いて立上る、途端もあらせず!
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
あっちでもブウブウ、こっちでもブウブウ、その内にゴーゴーと遠雷のような音響、山岳鳴動してかなり大きな地震があった。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
ところが、遠雷の音でも聞かすか、暗転にならなければ、舞台に馴れた女優だけに幕が切れない。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
あなたの峰を吹き過ぐる山風が、さながら遠雷のように響いた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
作例 · 標準
真夏の午後、遠雷の音がかすかに聞こえ、夕立の予感をさせた。
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「あれ、遠雷かな?もしかしたら雨が降るかも。」
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遠雷が轟く中、子供たちは不安そうに空を見上げていた。
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耳を澄ませば、遠雷が地平線の向こうで鳴っているのがわかる。
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ウィキペディア曖昧さ回避

遠雷(えんらい)は、遠くの方で鳴っている雷のこと。夏の季語でもある。

音楽作品
  • 遠雷 (今井麻美の曲)今井麻美のシングル曲。
  • 遠雷河合夕子の曲。TVアニメ『セイバーマリオネットJ』挿入歌。
  • 遠雷THE SQUAREの曲。アルバム『Stars and the Moon』に収録。
  • 遠雷Do As Infinityの曲。アルバム『DEEP FOREST』の他、『Do The Best』、『Do The Best "Great Supporters Selection"』に収録。
  • 遠雷松任谷由実の曲。アルバム『DAWN PURPLE』に収録。
  • 遠雷中島みゆきの曲。アルバム『夜を往け』に収録。
  • 遠雷 〜遠くにある明かり〜HIGH and MIGHTY COLORのシングル曲。
  • 遠雷EXILE SHOKICHIの曲。シングル『BACK TO THE FUTURE』、アルバム『THE FUTURE』に収録。
小説、映画など
その他
  • 遠雷 (企業)仙台市に本社を置く、飲食事業を行う企業。
出典: 遠雷 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0