家道
かどう
名詞
標準
文例 · 用例
それに類した事は二三千年の古から行はれて居り、醫家道家佛家の間には歴々とした存在の跡を認め得る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
況や家道は日に傾いて、心細い位置に落ちてゆく。
— 二葉亭四迷 『予が半生の懺悔』 青空文庫
是は素榛軒の祖父|信階の師武田長春院の家に伝へてゐた物であつたが、武田氏は家道漸く衰へて、これを商賈の手に委ねむとした。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此等の文に據るに、家道衰微の原因として、表向申し立ててあるのは火災である。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
御身の御両親も、わが父君も家道不取締の廉を以て程なく家碌を召し放され給ひつ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
家道振はず、つぶさに艱難を嘗めたといふことが第三の理由である。
— 田山録弥 『脱却の工夫』 青空文庫
父母共に健全で、家道もさう貧しくなかつたので、素直に生立ち、素直に考へ、素直に世間を見ることが出来た。
— 田山録弥 『脱却の工夫』 青空文庫
また今日往々宗教の目的を個人的救済にあるかに考え、国家道徳と相容れないかの如く思うのも、宗教の本質を知らないからである。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫