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鶏小

にわとりしょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
と、一坪に足らない鶏小屋、風呂場、その下の便所、その下に流れる天龍川の灰色の濁流が目に入った。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
だが、人間さえもが鶏小屋に類する飯場に住んでいるんだから、鶏と人間を同じ待遇にするという訳には行きかねた。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
ところが、そのうちに、毎晩、鶏小屋で寝る鶏の数が、「殖えたり減ったりする」という事が分った。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
私は下駄をつっかけて土間へ降り、無言で鶏小屋へ案内しました。
太宰治 青空文庫
私たちは真暗い鶏小屋にこっそりはいります。
太宰治 青空文庫
路がいよいよ狭くなつたと思つてゐるうちに、不意に、鶏小舎に頭を突込んだ。
太宰治 津軽 青空文庫
」落ちついて見廻すと、鶏小舎と感じたのが、すなはち竜飛の部落なのである。
太宰治 津軽 青空文庫
諸君が北に向つて歩いてゐる時、その路をどこまでも、さかのぼり、さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ浜街道に到り、路がいよいよ狭くなり、さらにさかのぼれば、すぽりとこの鶏小舎に似た不思議な世界に落ち込み、そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである。
太宰治 津軽 青空文庫