聖衣
せいい
名詞
標準
文例 · 用例
その轟きは入口にふと立った矢代の胸に異様な圧力を加え、弾き返されるようにすぐまた彼は外へ出て来たが、そのとき眼に映った一瞬の聖衣の揃った見事さは、近代の混らぬ西洋の真の美しさを初めて見たと思わせた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
注意すべきことには、それらの仮装は修道院の中でひそかな布教心によって特に許され奨励されたものであって、聖衣に対するある予備趣味を娘らに与えるためのものだったが、寄宿生らにとっては現実の幸福であり実際の楽しみであった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
おんみの聖衣は打慄へて波をうつわたくしの欲望で造りまする。
— 西班牙風の奉納物 『或るまどんなに』 青空文庫