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年の頃

としのころ
表現名詞
1
標準
approximate age
文例 · 用例
「西部劇通信」だの「ゼーロン」だのを書いた昭和五年の頃は、彼の返り咲きの観があつたし、評判がよかつたのであるが、あの頃のものよりも、それから暫く後に書いた、水車小屋の壁に凭れて月の明りで手紙を読む短篇なぞの方が、遙かに牧野さんらしいものであると思はれる。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
昭和五六年の頃より、つまり小林秀雄が文壇に現れて間もなくの頃より、文芸評論は頓に盛んになつて、現今猶益々盛んである。
中原中也 我が詩観 青空文庫
此の處、年の頃十八九と見える色白の、艶然とした中形單衣、夜目にも透いて見える襟脚の確乎白きに、烏羽玉色の黒髮を潰し島田に結んだ初初しさ、濃紫の帶を太鼓に結んだ端が二寸許り、たれてその先が地に着かんとして觸れ合つて居る。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
運動で鍛えた身体であったが、中年の頃赤痢にかかってから不断腸の工合が悪かった。
寺田寅彦 工学博士末広恭二君 青空文庫
唐の大中年の頃の人)の正偏五位というのがありますから左に御紹介しましょう。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
この頃何だかああいう少年の頃の喰べものを、また喰べ度くなった」 博士は庭の植物に水をやりに行った。
岡本かの子 蝙蝠 青空文庫
」 ともの優しい、客は年の頃二十八九、眉目秀麗、瀟洒な風采、鼠の背広に、同一色の濃い外套をひしと絡うて、茶の中折を真深う、顔を粛ましげに、脱がずにいた。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
年の頃廿六七、眉の麗はしい口元の優しい丁度天女の樣な美人、私は一目見て、此夫人は其容姿の如く、心も美はしく、世にも高貴き婦人と思つた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
犯人は二十歳前後の年の頃で、黒いパーカーを着ていたと目撃者が証言した。
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「だいたい今のあなたくらいの年の頃に、私は初めて海外へ行ったのよ」
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その女性は、落ち着いた物腰からして四十代半ばの年の頃だろうと推測した。
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