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采の目

さいのめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
我は手に握つて、双の眼で明かに見る采の目を、多勢が暗中に摸索して、丁か、半か、生か、死か、と喧々騒ぎ立てるほど可笑な事は無い。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
天に星の輝く如く、采の目の疾く、駒の烈しく動くに連れて、中空を見よ、岫を湧き、谷を飛ぶ、消えた雲が残り、続く雲が累り、追ふ雲が結着いて、雲はやがて厚く、雲はやがて濃く、既にして近くなり、低く成つた。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
)どうぞすぐに旨い采の目を出して、わたしに儲けさせて、2395わたしを金持にして下さい。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
)もうかくしの中の采の目がわたくしの手をむずむずさせます。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
采の目はまだどう出るか、分からない。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
二度振り出したサイの目は、すんでしまったもので、いまはまったく過去のことであり、それが未来にだけ属しているサイの目に影響をあたえうるとは思われない。
『モルグ街の殺人事件』続編 マリー・ロジェエの怪事件 青空文庫
」「さあ……どうなんだろう」と云いつつ、サイの目はてる子が弁当の下にひろげている古新聞の写真にひかれた。
宮本百合子 三月の第四日曜 青空文庫
当惑しながら、黙っている勇吉の丸い顔がサイの目に浮ぶようである。
宮本百合子 三月の第四日曜 青空文庫