毛唐
けとう
名詞
標準
damn Westerner
文例 · 用例
毛唐国の花だとさげすみながら、人は何と争って五月の花壇の真中に何よりも大切にこの宝石の様な花たちを、栽培するようになった事よ。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
東夷南蛮の類であり、毛唐人の仲間である。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
またこの「毛唐」がギリシアの「海の化けもの」〔ke`tos〕 に通じ、「けだもの」、「気疎い」にも縁がなくはない。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
友はどこか品のある瞳の大きな想像したとほりの毛唐のやうなとこのある人であつた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
それが、日本の兵卒達に、如何にも、毛唐の臭いだと思わせた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
乗ってゐたのは猿のやうな顔をした毛唐二人であった。
— 宮沢賢治 『一九三一年度極東ビヂテリアン大会見聞録』 青空文庫
そこには、獣油や、南京袋の臭いのような毛唐の体臭が残っていた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
先日も、毛唐がどんなに威張っても、この鰹の塩辛ばかりは嘗める事が出来まい、けれども僕なら、どんな洋食だって食べてみせる、と妙な自慢をして居られた。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
作例 · 標準
歴史的な文献には、当時の日本人から見た西洋人に対する否定的な呼称として「毛唐(けとう)」という言葉が見られる。
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この研究では、幕末の開国期における西洋人に対する「毛唐(けとう)」という蔑称の使用実態を分析する。
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フィクション作品において、時代背景を反映するために「毛唐(けとう)」といった言葉が使われることがある。
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ウィキペディア
毛唐(けとう)は、本来は「毛唐人(けとうじん)」といい、毛色の変わった人たち、あるいは外国から来た人を意味する言葉。差別用語の一種とされる。「外国人」の異称。
出典: 毛唐 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0