小首
こくび
名詞
標準
head
文例 · 用例
するとこれが案外親切な巡査で戸籍簿のようなものを引っくり返して小首を傾けながら見ておったが後を見かえって内に昼ねしていた今一人のを呼び起した。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
」と雀は小首を傾け、「意氣地無しの陰辨慶に限つて、よくそんな負け惜しみの氣焔を擧げるものだわ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
勝坊小首を傾げて言いよどむ。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
よく見た印籠と思い乍ら拾い上げて小首を傾げて居たが、 何の気なしに腰に手をやると印籠が無い。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
按摩巌の前にフト留まつて、少時小首を傾けたが、すぐに褌へ杖をさした。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
「あなたの懐中時計の六時の所はどんな数字が書いてありますか」と聞いてみると、大概の人はちょっと小首をかしげて考え込んでしまう。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
』豊吉はちょっと籠の中を見たばかりで、少年の顔をじっと見ながら『なるほど、なるほど』といって小首を傾けた。
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
『彼人がどうしてまた東京に来たろう、』自分は自分の直覚を疑ってはまた確かめてその後、ある友人にもかれのことを話して見たが、友は小首を傾けたばかりであった。
— 国木田独歩 『まぼろし』 青空文庫
作例 · 標準
彼は小首をかしげ、不思議そうな顔をした。
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赤ちゃんが小首を振って、可愛らしく笑った。
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彼女は小首を傾けながら、熱心に話を聞いていた。
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