異端邪説
いたんじゃせつ
名詞
標準
heretical doctrine (thought, faith)
文例 · 用例
然樣いふ譯で長く顧みられず、且又儒學の兩大家である孟子荀子には斥けられ異端邪説とされてゐたのであるから、骨を折つて讀まうといふものも無く、僅に茅鹿門に明の時に評された位であつた。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
かかる事情の下に、彼の尤も信任せる丞相の李斯が、思想統一の爲、君權擁護の爲、異端邪説に關係ある古書を禁止せんことを上書したから、始皇は直に之を納れ、遂に所謂挾書の禁、焚書の令が發布されたのである。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
異端邪説迫害殉教等の浪荒き大海を渡りて眞の信仰の湊にむかふ一二一―一二三〔教祖〕ドミニクス派の基を起せる聖ドミニクス〔良貨を〕ピエートロの船といへるに因みて。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
先師と言えば、外国よりはいって来るものを異端邪説として蛇蝎のように憎みきらった人のように普通に思われているが、『静の岩屋』なぞをあけて見ると、近くは朝鮮、シナ、インド、遠くはオランダまで、外国の事物が日本に集まって来るのは、すなわち神の心であるというような、こんな広い見方がしてある。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
一、堀江常に神道を崇め天皇を尊び、大道を天下に明白にし異端邪説を排せんと欲す。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
あの厭はしいヰッテムベルヒの市にルッテル、メランクトンの異端邪説を生み出した驕慢と淫樂とを象る花か。
— LE MARCHAND DE TULIPES 『欝金草賣』 青空文庫
異端邪説があればこそ、爰に初めて真人と、偽人との選り分けができる。
— SPIRIT TEACHINGS 『霊訓』 青空文庫
一、堀江、つねに神道をあがめ、天皇を尊び、大道を天下に明白にし、異端邪説を排せんと欲す。
— 吉田松陰 『留魂録』 青空文庫
作例 · 標準
中世ヨーロッパでは、教会の権威に挑戦する思想は、しばしば異端邪説として厳しく裁かれた。
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当時の科学界では、地動説は異端邪説とされ、多くの反対にあった。
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ある宗教団体は、世間一般の価値観とは異なる異端邪説を唱え、信者たちの間で熱狂的な支持を集めていた。
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「いや、それは単なる異端邪説ではなく、新たな視点を提供するものだと信じています。」
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