正党
せいとう
名詞
標準
文例 · 用例
これに反して、支那の趙宋において学者の朋党、近世日本の水戸藩において正党奸党の騒乱の如きは、いずれも皆、教育家にして国の行政にあずかり、学校の朋党をもって政治に及ぼし、政治の党派論をもって学校の生徒を煽動し、ついにその余毒を一国の社会に及ぼしたるの悪例なり。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
これより先、水戸の家老、武田耕雲斎が大将となって、正党の士千三百人を率いて京都に馳せ上り、一橋慶喜に就いて意見を述べようとして、奥州路から上京の途につきました。
— 安房の国の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
伯は党則改正党勢拡張に関する大会の討論を評して、本党の大活動と為し、口を極めて英気の勃々たるを激賞したりと雖も、今其の所謂る党則改正なるを見るに、従来の首領政治を廃せむが為に、之れに代ゆるに合議制度を以てしたるのみ、是れ総理大隈伯に対する信任欠乏の投票に非ずして何ぞや。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
民間反対派の中核体ともいうべき、大同協和会、大同倶楽部、保守中正党、日本倶楽部、玄洋社の五団体が蹶起して、全国的な大運動を開始したのは、それからまもなくである。
— 尾崎士郎 『早稲田大学』 青空文庫