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肯首

こうしゅ
名詞
1
標準
文例 · 用例
文作は青くなったり、赤くなったりして、首肯首肯聞いていたが、そのうちに立っても居てもいられぬようにソワソワし始めた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
その辺のことを、ようく思案して、そつなく振舞うように――」 雪之丞は、青ざめて、美しい前歯に、紅い唇を、噛みしめながら、懇ろな師匠の言葉に、素直に肯首ずいているのだった。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
それなら申そうが、拙者は、独創天心流を聊か修得した、門倉平馬という者だ」「独創天心流」 と、闇太郎は肯首ずいて、「それでは、例の、御蔵前組屋敷近所の、脇田さんの御門人か?
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
さういふことを知らないものがみんな先を争つて逃げたのだ」 時にこの答へはどういふ風にでもとれるが、それを云ふ当人がわりに朴訥な印象を与へたゝめに、小川部隊長は「うん、さうか」と大きく肯首き、部下をほめられた隊長の満悦をかくしきれぬ様子であつた。
岸田國士 従軍五十日 青空文庫