紙店
かみてん異読 かみみせ・かみだな
名詞
標準
paper store
文例 · 用例
そして「恨み重なるチャンチャン坊主」が、至る所の絵草紙店に漫画化されて描かれていた。
— 萩原朔太郎 『日清戦争異聞(原田重吉の夢)』 青空文庫
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−美術協会の絵画展を評す (一) 第十二回旭川美術協会展覧会は旧山一紙店楼上で催されてゐるが、日本画及び木刻の評は僕の得手ではないから止して、洋画の部に一言する。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
「毎日」が先月紙店の拂ひが出來なかつたので、今日から其日々々に一連宛買ふさうだとか、職工が一日になつても給料を拂はれぬので、活字函を轉覆して家へ歸つたさうだとか云ふ噂が、一度や二度でなく私等の耳に入るけれど、それでも一日として新聞を休んだ事がない。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
「毎日」が先月|紙店の払ひが出来なかつたので、今日から其日々々に一聯宛買ふさうだとか、職工が一日になつても給料を払はれぬので、活字函を転覆して家へ帰つたさうだとか云ふ噂が、一度や二度でなく私等の耳に入るけれど、それでも一日として新聞を休んだ事がない。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
六ちやんが横町を※つて誘ひに來る朝などは、私は豐田のお婆さんに詰めて貰つた辨當を持つて、一緒に連立つて彌左衞門町の廣い通りへ出、丸茂といふ紙店の前を過ぎ、(あの紙店では私達はよく清書の『おとりかへ』をして貰つたり黄ばんだ駿河半紙を買つたりしました。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
今度の長物語を書くには、私は本町の紙店で幅広な方の罫の入つた洋紙を買つて来て、堅い鉛筆でそれに記しつけることにして居る。
— 島崎藤村 『突貫』 青空文庫
お祭によばれて親類の家へ遊びに行ったときのこと、そこの町内に絵草紙店があって、なかなかいい絵があるのです。
— ――幼ものがたり―― 『あのころ』 青空文庫
姐様は、半紙で小さな坊主つくりを作って、千代紙の着物をきせることもあるが、多くは、絵双紙店で売っているのを切りぬく。
— 長谷川時雨 『源泉小学校』 青空文庫
作例 · 標準
老舗の紙店に立ち寄って、書道用の質の良い半紙を吟味する。
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「あそこの紙店なら、特殊な和紙や珍しい千代紙も豊富に揃っているはずだよ」
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廃業してしまった紙店の看板が、錆びついたまま静かな通りにポツンと残っている。
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手紙を書くのが趣味の彼女は、出張のたびに現地の紙店を覗くのを楽しみにしている。
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