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サボテン

さぼてん
名詞
1
標準
文例 · 用例
腫物は紅い、サボテンの花のようである。
梶井基次郎 ある心の風景 青空文庫
そこへ、赤子の手のような前世界の羊歯や、まるでサボテンみたいに見える蘇鉄の類が群生し、そのあいだを、血のような蝙蝠が飛び、鳴き亀が這うといったら、まず地球前史の風物というよりも化物の世界だろう。
小栗虫太郎 「太平洋漏水孔」漂流記 青空文庫
蔵のまへのサボテンのかげにかくれては私とおなしに眼のわきに黒子のある、なつかしいその人のことを、人しれず思ひやるならはせとなつたのです。
見知らぬ世界 桜さく島 青空文庫
大きなサボテンや葉蘭の鉢が硝子の中にくつきりと見えてゐた。
田山録弥 時子 青空文庫
しかしもし幸ひが爪哇のサラサのやうに印度のサボテンの様に海を渡つて向うから遺つてくるものだつたらどうだらう。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
そんな幸ひが私の家へも来ないかしらといふので、こんな愉快な想像も類が少いが、サラサやサボテンと幸ひを並べたのも等しくサの頭韻を頂くものではあるが突飛で面白い。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
」「いやあ、あんたの言われることには、ほとほと驚き入りますなあ、お隣りさん」と、太鼓腹のサボテンが申しました、「毎日あんなにどっさり水を掛けてもらっている癖に、それでもまだ不足だと言うんですかね?
ATTALEA PRINCEPS アッタレーア・プリンケプス 青空文庫
」「あたくしどもはあんまりつましい暮らしには慣れとりませんのでねえ」と、サゴ椰子は答えました、「あたくしどもはどこやらのサボテンさんみたいに、からからにかわいたみすぼらしい地面じゃ、育たないんでございますよ。
ATTALEA PRINCEPS アッタレーア・プリンケプス 青空文庫
ウィキペディア

サボテン(シャボテン、仙人掌、覇王樹)は、サボテン科に属する植物の総称である。北アメリカと中央アメリカを中心に2000種以上ある。サボテンは多肉植物の一種にあたる。「多肉質の葉や茎、根にたっぷり水を蓄えた多様な植物の総称」が、多肉植物で、そのなかで「刺座(しざ、とげざ)」という特別な器官をもつものがサボテンに分類される。棘の部分は葉や茎が変化したものであると考えられている。

出典: サボテン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0