絵符
えふ
名詞
標準
文例 · 用例
それに従う面々は、潮田又之丞(前に安兵衛とともに下って、ふたたび上方へ取って返したもの)、近松勘六、菅谷半之丞、早水藤左衛門、三村次郎左衛門、それに若党仲間どもを加えて、同勢すべて十人、「日野家用人垣見五郎兵衛」と大書した絵符を両掛長持に附して、関所関所の眼を眩ましながら、五十三駅を押下った。
— 森田草平 『四十八人目』 青空文庫
また緑雲生という人が「明治の光」に出した奈良県下の部落名の説明中に、磯城郡川西村梅戸の姫廻伊織という人も、先代までは宮中のお召緒太を献上した旧家で、御紋付の御用絵符や、御紋付の提灯を持伝えているそうである。
— 喜田貞吉 『エタ源流考』 青空文庫
同郡三宅村上但馬の旧家浅田源衛門の子孫も、禁裏御用の絵符を伝えているという。
— 喜田貞吉 『エタ源流考』 青空文庫