快哉を叫ぶ
かいさいをさけぶ
表現動詞-五段-バ行
標準
to shout with exultation
文例 · 用例
案を拍って快哉を叫ぶというのは、まさに求めるものを、その求める瞬間に面前に拉しきたるからこそである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
ひと一人を殺したあとらしくもなく、彼等の態度があまりにのんきすぎると忿懣を感じてゐたらしい諸君は、ここにいたつてはじめて快哉を叫ぶだらう。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
万一、カメラのかたわらから監督を駆逐していたずらに快哉を叫ぶようなカメラマンがいるとしたら、その人はおそらくまだ一度も自分の仕事についてまじめに考えた経験を持たない人であろう。
— 伊丹万作 『カメラに関する覚え書』 青空文庫
*124 天邪鬼は、どん底において快哉を叫ぶ。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
かく云ふ僕は、その結果のみをとらへて、快哉を叫ぶやうなけちな量見をもつてゐないことを断言する。
— 岸田國士 『演劇本質論の整理』 青空文庫
そのたんびに人々は快哉を叫ぶ。
— 吉田絃二郎 『八月の霧島』 青空文庫
大村はここに濛々の境を脱し、微かながらも快哉を叫ぶを、小田はおもむろに顧みて。
— 清水紫琴 『誰が罪』 青空文庫
そうかと思えば忽ちに崩れて、快哉を叫ぶようなこともある。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫