圧点
あってん
名詞
標準
pressure point
文例 · 用例
十軒店の御連中は四つ前の寅の日にわあってんで出かけやしたがね、お台場へ行き着くころにゃ、土砂降りになってたってまさあ――ねえ、親方、今日はいよいよ掃部さまが御大老になるってえ噂じゃありませんか。
— 怪談抜地獄 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
そのお皿の上に最初十三匹あってんけど、リリーが十匹食べてしもて、あんたが食べたのん三匹やないか。
— 谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のおんな』 青空文庫
品子は夜な夜な、湯たんぽの温もりと猫の活気とでぽかぽかしている寝床の中で、あのゴロゴロ云う音を聞きながら、自分のふところの中にいる獣の耳へ口を寄せて、「お前の方がわてよりよっぽど人情があってんなあ。
— 谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のおんな』 青空文庫
今度洪水があってん、家は流されてん、橋だきゃ流れんちゅ皆の噂ですばい」「そうかね」 彼はしばらく白川べりの素人下宿に住んでいたことがある。
— 梅崎春生 『幻化』 青空文庫
電話かけたりする時に何とかあの人|等に分らんような云い方もあってんけど、まさか子供に教せたりするとは思てえへんよってに、………」「電話もそうやけど、この間からお春どんの聞いてるとこで見合いや何や云うて相談してたのん、気になってたんやわ」「そんなことあったか知らん」「何遍もあったわ。
— 上巻 『細雪』 青空文庫
―――」雪子は黙って受け取って、写真はちょっと見ただけで、裏を返して読んでいたが、「誰から送って来やはったん」「雪子ちゃん陣場さん知ってるやろ、女学校時分に今井云うてはった―――」「ふん」「いつやったか、あの人に路で会うた時、雪子ちゃんの話が出たよってに頼んだことがあってんわ。
— 上巻 『細雪』 青空文庫
「―――雪子ちゃんかて今日は疲れてるやろ」「見合いのことで相談があってんけど、ま、明日にするわな」雪子は幸子のそう云う言葉を聞き流して、先に二階へ上って行ったが、寝室に這入って見ると、悦子は枕もとのテーブルの上にさっきの土産物の数々を、―――阿波屋の草履の箱までも列べて眠っていた。
— 上巻 『細雪』 青空文庫
雪子に始終引っ張り出される妙子は、時々幸子の枕もとへ来て、近頃仕事が忙しいのに、午後の一番大切な時刻にこう頻繁に附合いをさせられるのは叶わない、と云った風な不平を遠廻しに洩らしたが、或る時やって来て、「昨日おかしなことがあってんわ」と、次のような話をした。
— 上巻 『細雪』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、圧点について考えています。
我が社の圧点戦略は重要です。
圧点の原理は複雑である。
圧点という言葉が頭から離れない。