薯
いも
名詞
標準
文例 · 用例
そして段丘の上に、小舎が建てられたり、馬鈴薯や唐黍が植えられたりして、この辺の畑としては、手入れが届いている。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
まず溝を穿ちて水を注ぎ、ヒースと称する荒野の植物を駆逐し、これに代うるに馬鈴薯ならびに牧草をもってするのであります。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
その時にあたってユトランドの農夫が収穫成功の希望をもって種ゆるを得し植物は馬鈴薯、黒麦、その他少数のものに過ぎませんでした。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
ボリビアでは馬鈴薯に粘土のソースをかけて食う。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
(明治四十年十月四日『東京朝日新聞』) 十四 馬鈴薯の皮を剥く器械 大樽に一杯の馬鈴薯の皮をわずかに数分間で綺麗に剥いてしまうという器械が近頃米国で発明された。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
器械の桶の中に馬鈴薯を詰め込んで半馬力のモートルを運転させると、見る間に外皮は剥け落ち清浄に洗われて直ちに料理の出来るようになる。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
馬鈴薯のみならず蕪や人参にも応用が出来るそうだから、我邦でも軍隊の炊事などに使えば便利かと思われる。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
食べたら古今の珍味だろう、というような話から、修善寺の奥の院の山の独活、これは字も似たり、独鈷うどと称えて形も似ている、仙家の美膳、秋はまた自然薯、いずれも今時の若がえり法などは大俗で及びも着かぬ。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫