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社司

しゃし
名詞
1
標準
文例 · 用例
渋紙した顔に黒痘痕、塵を飛ばしたようで、尖がった目の光、髪はげ、眉薄く、頬骨の張った、その顔容を見ないでも、夜露ばかり雨のないのに、その高足駄の音で分る、本田|摂理と申す、この宮の社司で……草履か高足駄の他は、下駄を穿かないお神官。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
それを可恐くは思わぬが、この社司の一子に、時丸と云うのがあって、おなじ悪戯盛であるから、ある時、大勢が軍ごっこの、番に当って、一子時丸が馬になった、叱!
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
〔ほのあかり秋のあぎとは〕ほのあかり秋のあぎとは、   ももどりのねぐらをめぐり、官の手からくのがれし、    社司の子のありかを知らず。
宮沢賢治 文語詩稿 五十篇 青空文庫
鼎は出獄後、辰之助等に善遇せられぬので、名を謙一郎と改め、堺市に遷つて商業を営み、資本を耗尽し、後に大阪府下南河内郡|古市村の誉田神社の社司となつた。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
当時の風説に従へば、文は横井平四郎の作る所で、阿蘇神社の社司の手より出で、古賀十郎を経て流伝したと云ふことである。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
この島猴もっとも多し、毎年二月十一日申の日を限り、同国島の八幡の社司七日の間|祓を行い、申の日に至りてこの島に来り、猿の口開の神事を行う。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
また十一月上申の日|件の社司祓神事を行う事二月のごとし、猿の口止の神事というなり。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
伊勢四日市の諏訪神社の社司|生川鉄忠氏これなり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫