超弩級
ちょうどきゅう
名詞
標準
文例 · 用例
ここに到って並大抵の天狗様ならば一遍にギャフンと参いって、それなり生唾を飲み込んで我慢するところであるが、併し慢性の超弩級大天狗になるとこれ位の逆撃は然して痛痒を感じない。
— 夢野久作 『謡曲黒白談』 青空文庫
――「H・S工場」はその一角に超弩級艦のような灰色の図体を据えていた。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
当時初めて現われた鋼鉄の怪物、超弩級タンク「マアク九号」も、その圧倒的な体躯と銃火の牙をもって、この全篇を押しまわるのだ。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
が、それは彼女の落度ではなく、新発明の地上|超弩級、タンク「マアク九号」の秘密|漏洩を防ぐ英国の警戒は、じつに厳重をきわめていて、マタ・アリにも歯が立たなかったのだ。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
捜索願いぐらい出たかも知れないが、二人はズッと東京駅で降りて、ちょうど夜のことで、眼前にドッカリ超弩級に灯が入ったようにうずくまっているのが丸ビル……これといって手に職があるわけではなし、それに、たださえこの不況時代だから、長庵とお六、たちまち困って終う。
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
帝國軍艦の超弩級戰艦をはじめ、日本の軍艦には、すべて、三隈と同じ神棚が必ず一ヶ所に祠られてあるのですと聞いて、猶更、その感を深くした。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫