競い起こる
きそいおこる
動詞
標準
文例 · 用例
ただ心は散り乱れ妄念は競い起るとも、口に名号を唱えなば弥陀の願力に乗じて必ず往生が致されるということだけを知って居ります」 と返事した。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
如何となれば尊王論の本尊といわるる彼の高山彦九郎、蒲生君平の如きは、『太平記』を読んで感奮したというのでありますが、『太平記』は戦乱時代、乱離動揺常なき時代の記事であるから、その群雄競い起る活動的な記事に刺激せられてただ何事か仕事をしたくてならなかったのではあるまいか。
— 津田左右吉 『流れ行く歴史の動力』 青空文庫