炒米
炒米
名詞
標準
文例 · 用例
私はこのごろ、夜も昼もうつらうつらとして、炒米の夢を見るありさまです。
— ――市川猿之助氏のために―― 『若き日の成吉思汗』 青空文庫
その雑嚢のなかに詰めておいた品物の名をここに列挙すると 繃帯、脱脂綿、メンソレータム、ヒロポン、ズルファミン剤、オートミイルの缶入、炒米、万年筆、小刀、鉛筆、手帳、夏シャツ、手拭、縫糸、針、ちり紙、煙草、マッチ、郵便貯金通帳、ハガキ、印鑑 これだけが、うまく詰めこんであった。
— 原民喜 『原爆回想』 青空文庫
大抵な病人は普通のお粥でも炒米の方がお腹へ障りません。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
春は鮨が良いと申すのは人の身体に酸性の食物を要するからで、病人にお粥を与えるにも炒米のお粥でないとかえって胃を害しますからよく注意しないといけません。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
よく世間では病人があると必ずこの白粥を食べさせますが、産婦とかあるいは特別の病気の外は白粥よりも炒米のお粥の方が病人に適当なので、白粥は水分ばかり多くって滋養分が寡ないのみならずその粘着性が胃の粘膜を刺撃しますから胃の悪い病人には極くいけません。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
第三 炒米の粥 これは一旦お米の洗ったのを乾かせて炮烙でよく炒って少し塩を加えて水から気長に弱い火で煮ます。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
第四 バターの粥 前にある炒米のお粥よりも一層|美味いのがバターのお粥で、これには匂いのない上等のバターを用いなければなりません。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
これは炒米でもただのお米でも構いません。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫