飾紐
かざりひも
名詞
標準
文例 · 用例
明日の祭の用意に新吉も人並に表通りの窓枠へ支那提灯を釣り下げたり、飾紐で綾を取ったりしていると、下の鋪石からベッシェール夫人が呼んだ。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
舞臺には畫紙を貼り、環飾紐飾を掛けて、客の來り舞ふに任せたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
子供たちの七五三の祝着なども干されましたが、そのなかで背中に飾紐のついてる広袖の着物が、私のお宮詣りの日に着たものだと聴かされた時には、自分の憶えのない遠い赤児の頃を思って、ふしぎな気持がしました。
— 鷹野つぎ 『虫干し』 青空文庫
私は例の如く茶の間に行つて同宿の人と一緒に飯を食つてゐると、風邪の気味だといつて学校を休んで、咽喉に真綿を捲いてゐる民子が窓側で幅の広い橄欖色の飾紐を弄つてゐる。
— 石川啄木 『札幌』 青空文庫
それを見付けた母親は、『民イちやん、貴女何ですそれ、また姉さんの飾紐を。
— 石川啄木 『札幌』 青空文庫
』と、脱つた帽子の飾紐に切符を※みながら、『フム、小川の所謂|近世的婦人が此女なのだ!
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
』と、脱つた帽子の飾紐に切符を※みながら、『フム、小川の所謂|近世的婦人が此|女なのだ!
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
私は例の如く茶の間に行つて同宿の人と一緒に飯を食つてゐると、風邪の氣味だといつて學校を休んで、咽喉に眞綿を捲いてゐる民子が窓側で幅の廣い橄欖色の飾紐を弄つてゐる。
— 石川啄木 『札幌』 青空文庫