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藩論

はんろん
名詞
1
標準
文例 · 用例
それは事あるごとに、藩論が在府党と在国党とに岐れて、荏苒決せざることである。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
帰順か抵抗か、藩論は容易に決せられなかった。
菊池寛 仇討禁止令 青空文庫
それが、今日の城中の会議で、とうとう藩論は、主戦に決してしまったのである。
菊池寛 仇討禁止令 青空文庫
甚之助は、声をひそめ、「藩論が決った今、狂瀾を既倒にかえすは、非常手段に出るほかは、ござらぬ。
菊池寛 仇討禁止令 青空文庫
その間に、尊王の主旨を吹聴して、藩論を一変させることは、案外容易かと存ずる。
菊池寛 仇討禁止令 青空文庫
藩論は、たちまち勤王恭順に傾いた。
菊池寛 仇討禁止令 青空文庫
藩論は、鳥羽伏見の責任を、出先の隊長であった小夫兵庫、小河又右衛門の二人に負わせて、切腹させることになった。
菊池寛 仇討禁止令 青空文庫
二人は、彼ら自身恭順論者でありながら、必死に下士たちを宥めて、籤に当って決った藩論に従わしめようと焦った。
菊池寛 乱世 青空文庫