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冠毛

かんもう
名詞名詞-の形容詞
1
標準
thistledown
文例 · 用例
其花の莖とたんぽぽの冠毛の白い硝子玉とを配して作つたスケッチは齋藤茂吉君の舊い歌集の※繪として用ゐられた。
木下杢太郎 すかんぽ 青空文庫
白鷺は貴くて、身のほそり煙るなり、冠毛の払子曳く白、へうとして、空にあるなり。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
照斑あをき冠毛や、瑠璃色背にながれて、さながら水曲の水脈にまがひ、はた長嘴の爪紅は、零露を啜るにふさひたりな。
薄田泣菫 泣菫詩抄 青空文庫
薹が成長して花が済むとその雄性のものは凋衰して枯れるが、これに反して雌性のものはその後、茎が高く伸び白い冠毛のある実を結び、風に従いて遠近の地に飛散しそこに仔苗が生ずる。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
属名の Tragopogon は Tragos(山羊)pogon(鬚)のギリシャ語から成ったもので、それはその長い冠毛の鬚に基づいて名づけたものであろう。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
ちょうどタンポポの冠毛のようで、息で吹いただけで飛んでしまう。
久生十蘭 南極記 青空文庫
光太郎がホームに立ってきょうの仕事の味利きをしていると、鸚鵡の冠毛のように白髪をそそけさせた六十歳ばかりの西洋人が、西口の階段からせかせかとあがってきた。
久生十蘭 黄泉から 青空文庫
――家ばかり戀しがつて、けれど非常におとなしく、勇ましげに、青色の開いた襟をつけて、紅い冠毛のついた帽子を冠つて、いかにも立派な水兵らしく、脊の高い體躯をゆつくりした足取りで運んでゐた。
PECHEURS D'ISLANDE 氷島の漁夫 青空文庫
作例 · 標準
春の野原で、子供たちがタンポポの冠毛を「ふーっ」と吹いて飛ばし、歓声をあげていた。
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風に乗って飛んできたアザミの冠毛が、ベランダの植木鉢にそっと着地した。
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綿毛とも呼ばれるこの白いふわふわは、正しくはタンポポの果実に付いた冠毛だ。
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