南蛮人
なんばんじん
名詞
標準
Western European (esp. the Spanish and the Portuguese)
文例 · 用例
慶安元年板『千句独吟之俳諧』には「枕上の時鶏に夢を醒されて」「南蛮人の月を見るさま」と時鶏の字を用い居る。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
赤松も法師じゃで、頼りない南蛮人をむごうは取り扱わず、わが城中に留め置いてねんごろに養うているうちに、かれら二人の勧めにしたがって、新たに築いたのがこの天守閣じゃ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
先刻見た蝦蟆のような奇怪な黒雲は、南蛮人が築いたという天主閣の上に、あたかも真っ直ぐに落ちかかっていた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
」と卜伝はにべもなく、「活ける人間の五臓を取って、薬を製するとは天魔|羅刹、南蛮人なら知らぬこと、本朝では汝一人!
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
一体、薩摩は当時のいわゆる南蛮人が夙くから渡来した地方であるから、煙草の如きも比較的早くよりこの地方に伝播して、喫煙の風は余程広く行われ、その弊害も少なくはなかったものと見えて、かの文之和尚の「南浦文集」の中にも、風俗の頽敗と喫煙の風とに関した次の如き詩を載せている。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
常々病気の時分南蛮人も人参用ひ候哉」かういふことを訊いてゐる。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
二名の南蛮人を師匠にして、目を眇に腰をひねつて的を睨む秘伝の伝授を受け、同時に、篠川小四郎に命じて妙薬のねり方を会得せしめ、金兵衛尉清定といふ工人に命じて模造せしめた。
— 坂口安吾 『鉄砲』 青空文庫
白き帆のたわむ刳舟、湾に絶えず入りこみ、銛かづぐ南蛮人は、あかがねの額日にゆれ、投げかわす魚族のあまた――白銀の鱗ひるがへ、或はまた胸肉はりて、大鮫を引きずる景色――熱帯の華奢のきはみを、つくしたる絵巻の模様。
— 漢那浪笛 『小曲二十篇』 青空文庫
作例 · 標準
当時の日本人は、初めて見る「南蛮人」の服装や習慣に驚いたことでしょう。
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