梅色
うめいろ異読 ウメイロ
名詞
標準
yellowtail blue snapper (Paracaesio xanthura)
文例 · 用例
たゞ若さは、青春は、娘は、かくおのれを謎の地に伏せる間も、謎の地に伏せるほど身のうちをうす紅梅色に華やがし、醸し出す艶冶な電気は、相対の性に向って逸奔し度がって仕方がありません。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
紅梅色の浮き模様のある紅紫の小袿、薄い臙脂紫の服は夫人の着料として源氏に選ばれた。
— 玉鬘 『源氏物語』 青空文庫
明石夫人の童女は目だたせないような服装をさせて、紅梅色を着た者が二人、桜の色が二人で、下は皆青色を濃淡にした袙で、これも打ち目のでき上がりのよいものを下につけさせてあった。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
白い羅に支那の小模様のある紅梅色の上着を長く引きずって、子供の身体自身は着物と離れ離れにして背中から後ろのほうへ寄っているようなことは小さい子の常であるが、可憐で色が白くて、身丈がすんなりとして柳の木を削って作ったような若君である。
— 横笛 『源氏物語』 青空文庫
次の日は乱れた髪を少し解かさせて、深い紅の上に紅梅色の厚織物などの取り合わせのよい服装を浮舟はしていた。
— 浮舟 『源氏物語』 青空文庫
三ばんめのお嫁さんは十八で、赤い小そでに紅梅色のはかまをはいていました。
— 楠山正雄 『鉢かつぎ』 青空文庫
栗梅色に塗った真新しい箱馬車式の立派なものだ。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
彼岸の中日、二上山の日の入りに、西国浄土の仏の姿を見る郎女の頬は、紅梅色に映えている。
— 中谷宇吉郎 『千年の時差』 青空文庫
作例 · 標準
例句