県立病院
けんりつびょういん
名詞
標準
prefectural hospital
文例 · 用例
」 銀子は何とかかとか言って否定しつづけたが、博士は栗栖がこのごろ仕事が手につかず、手術を怠けるので、県立病院にも穴があき、自分の立場も困るからと、だんだん事情を訴えるのだったが、一旦否定したとなると、銀子も今更恥を浚け出す気にはなれず、博士をてこずらせた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
県立病院が焼けて、それが郊外の或る焼け残った建築物に移転して来たという事を、そのお家の奥さんから聞いたので、私と妻は子供をひとりずつ背負ってすぐに出かけた。
— 太宰治 『薄明』 青空文庫
桑畑のあいだを通って近道をすると、十分間くらいで行ける山の裾にその間に合せの県立病院があった。
— 太宰治 『薄明』 青空文庫
此町には大分前に死んだ田中千里君の邸宅があり、其の父は県立病院の最初の院長で、私も大名屋敷のやうな其の家へ遊びに行つた覚えがあるが、千里君も鏡花君とは竹馬の友だつたといふのに、私と泉君とは遂に相知る機会がなかつた。
— 徳田秋聲 『亡鏡花君を語る』 青空文庫
正木先生と私とは元来、同郷の千葉県出身で御座いまして、この大学の前身でありました京都帝国大学、福岡医科大学と申しましたのが、明治三十六年に福岡の県立病院を改造して新設されました当初に、第一回の入学生として机を並べましたものです。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
「……今から二十余年前……福岡の県立病院が医科大学に改造されてこの松原に建直された当時の事、その大学の第一回の入学生として這入って来た青年の中に、WとMという二人がいた。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
友達の家を出て、もう暗くなつた道を歩いて県立病院の塀にそふて歩いて来ると、後から突然男が歩みよつた。
— 伊藤野枝 『内気な娘とお転婆娘』 青空文庫
千葉の県立病院長は三輪博士であったが、東京からは帝大外科の近藤博士がわざわざ出むいた。
— 長谷川時雨 『芳川鎌子』 青空文庫
作例 · 標準
急な発熱で、近くの県立病院に駆け込んだ。
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県立病院は、地域の医療の中核を担う重要な存在だ。
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彼は重病のため、県立病院で長期入院することになった。
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