むさ苦しい
むさくるしい
形容詞
標準
messy
文例 · 用例
三人が通されたのはむさ苦しい六畳だつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
「こんなむさ苦しいところからおいでんでも――」「なアに、僕は遠慮がないから――」「まア、おはいりなさって下さい」「失敬します」と、僕は台どころの板敷きからあがって、大きな囲炉裡のそばへ坐った。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
そんなむさ苦しいきたない所にいて老人がほったらかしておかれるのを見ると、葉子はなんという事なしに涙があとからあとから流れてたまらなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
――私は、この夜の訪問のために、このむさ苦しい頬鬚を人知れず努めて蓄へたのである。
— 牧野信一 『変装綺譚』 青空文庫
「もっとお早うにお着きになることと思うてましたが、――まア、こんなむさ苦しいところで。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
午前四時の薄明け、春風楼の店の間には、お幸も時子も菊龍も富江も泥のようにむさ苦しい深い眠りに沈み入っていた。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
それから、後で松本から聞いた所に依ると、光子が泊った室はそれほどむさ苦しいものではなかったそうだし、また、光子は自分の過去を話すのを厭いながらも、松本の過去をしきりに聞きたがったそうである。
— 豊島与志雄 『或る男の手記』 青空文庫
貧しい小作百姓のむさ苦しい煤けた土間には、ごみごみした臼や古俵ばかりで何もなかった。
— 犬田卯 『米』 青空文庫
作例 · 標準
「男の一人暮らしだからって、こんなむさ苦しい部屋に人を呼ぶなよ」
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真夏のアパートの一室に、むさ苦しい野郎が5人も集まって麻雀をしている。
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長く手入れされていない庭は、雑草が伸び放題でむさ苦しい印象を与える。
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