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余韻嫋々

よいんじょうじょう
名詞-の形容詞形容詞-たる副詞-と
1
標準
(sound) lingering in the air
文例 · 用例
森閑たる昼なほ暗きところに蒼然たる古池があつて、そこに、どぶうんと(大川へ身投げぢやあるまいし)蛙が飛び込み、ああ、余韻嫋々、一鳥蹄きて山さらに静かなりとはこの事だ、と教へられてゐたのである。
太宰治 津軽 青空文庫
受けたものはコロコロと、太い管の中を転落して、タンクの中に入るから牛馬先生は、遥かに余韻嫋々たる風韻を耳にするであろう。
海野十三 発明小僧 青空文庫
の声は、高くて……」と、私は少しも此方の気分に母が誘引されないのをあきらめて、太く仰山な声で、「余韻嫋々――」などと云つて笑つた。
牧野信一 毒気 青空文庫
作者は、竹造のこまごまとした内的推移についてゆくうちに、あるところでは全く竹造と同化して余韻嫋々的リズムへ顔を押しつけているために、作品の後味は、この作品がある特別な階級人をその輪廓の内から書いているような錯倒した印象を与えるのである。
――「風雲」について―― 文学における古いもの・新しいもの 青空文庫
それから、間もなく催して頂いた、ハワイの官民歓迎会の、ハワイアン・ギタアと、フラ・ダンス、いずれも土人の亡国歌、余韻嫋々たる悲しさがありましたが、ぼくは、その悲しさに甘く陶酔している自分を、すぐ発見して、なにか可憐しく思ったのです。
田中英光 オリンポスの果実 青空文庫
彼の最後の消息がこの可憐な、忠実な動物へのいつくしみの表示をもって終わっているのも余韻嫋々としている。
――予言僧日蓮―― 学生と先哲 青空文庫
澄んだ笛の妙音、風に伝わって、余韻嫋々………舞台、しばらくは横笛を奏する文麻呂。
加藤道夫 なよたけ 青空文庫
作例 · 標準
コンサートの終演後も、会場には美しい歌声の余韻が嫋々と響いていた。
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彼女の言葉には深い含蓄があり、その余韻が嫋々と心に残った。
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昔の都を訪れると、当時の繁栄を偲ばせるような余韻が嫋々と漂っていた。
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余韻嫋々(よいんじょうじょう) — 幻辞.com