酒毒
しゅどく
名詞
標準
alcoholic poisoning
文例 · 用例
が、しばらく経って後そうと気がついた時はすでに遅かったし、また、もはや阿片や酒毒のおかげで可成りにちぐはぐな、おぼつかないものに成っていた僕の頭は、そんな恐ろしい秘密結社になぞ加入した事に対して、妙な事にも、返ってしびれる様な淡い快さ――ひょっとしたら感傷的な、快さを感じていたらしかったのでした。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
二 私の父は酒毒で死んだ。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
一|醉漢ありて酒毒の爲に神經を錯亂せられ、これが爲に自殺するに至りたる事ある時は、彼は酒故に自殺したりと言ふを躊躇せざるべし、酒は即ち自殺の原因なり。
— 北村透谷 『「罪と罰」の殺人罪』 青空文庫
誰袖はお職から二枚目の売れっ妓で、去年の二の酉が済んだ頃から入谷の寮に出養生をしているが、女に似合わない大酒であるから、酒毒で胸を傷めたのだろうという噂である。
— 春の雪解 『半七捕物帳』 青空文庫
酒が好きなために仏門に入るやうになり、貧乏になつたために酒毒から免かれてゐる、世の中の事は変なものであるわい(酒のために自己共に苦しみ悩んだ事はいふまでもないが)。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
さすがの私も今日ばかりは、サケのサの字も嫌だ、天罰てきめん、酒毒おそるべし/\、でも、雪見酒はうまかつた/\。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
たいてい酒毒か黴毒かのために舌が腐っているようですからね。
— 芥川龍之介 『不思議な島』 青空文庫
道理で、毒酒毒蛇も平気だし、弾丸にあたっても、壁にぶつけられても死なない筈であった。
— ――金博士シリーズ・7―― 『大使館の始末機関』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年の過度な飲酒がたたり、酒毒に侵されて肝臓の機能が著しく低下してしまった。
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「お酒は百薬の長とも言うけれど、飲み過ぎて酒毒が体に回ってしまったら元も子もないよ」
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酒毒による手の震えを隠しながら、彼は一杯の酒を喉に流し込むのをやめることができなかった。
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