別杯
べっぱい
名詞
標準
farewell cup
文例 · 用例
それならこれから皆していつそ輕井澤まで出掛け、其處の蕎麥屋で改めて別杯を酌んで綺麗に三方に別れ去らうではないか、と。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
鷄をとり、うどんをとつて別杯を擧げた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
岡寛斎近日東京出府に付、於飯田宅別杯相催す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
倉田は温泉行の最上と別杯をあげて激励して、「だから最上先生、安心してお湯につかつてきなさい。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
さてその晩の汽車で帰る彼を大阪駅に送り、別杯さめやらぬままにウトウトしながら郊外電車で帰宅した。
— 西東三鬼 『女靴下の話』 青空文庫
親鸞上人御忌執行中なるも、好意にて別杯を具せらる。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
それはそれは、お楽しいことで……ま、いらっしゃい、しばらくのお別れだ、別杯でも挙げましょうや」 到頭席へ引っ曳ってきた。
— 橘外男 『グリュックスブルグ王室異聞』 青空文庫
しかし別杯ぐらいは、つきあえよ。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
作例 · 標準
転勤する彼を囲んで、昨夜は居酒屋で遅くまで別杯を交わした。
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卒業式の後、恩師の家にお邪魔して、ささやかな別杯をいただいた。
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これでお別れかと思うと、注がれた別杯のお酒が少し苦く感じられた。
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