擬人法
ぎしんほう異読 ぎじんほう
名詞
標準
personification
文例 · 用例
モルモットを擬人法に書いた童話の作が私に在ります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
寓言的に、擬人法を用ゐて、神人を點出したことは莊子などに存しても居るが、何も禮拜叩頭の標的として、宇宙の主宰者のやうなものを設けてゐるのではない。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
第二、美妙斎の人気を博した第一の理由は文章上の新味であるが、この新味はこれまでの日本文には余りなかった非情物即ち草木や動物の擬人法、例えば花が囁※いたとか犬が欠伸したとかいうような文句や、前にもいった足利時代の「おじゃる」詞や「発矢!
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
芹|摘みにと手を出したれば芹のあたりにゐたる泥鰌の捕へられんとや恐れけん、あちらに逃げ隠れたりといふ意にして、泥鰌を擬人法にして軽くおどけたる処、丈草の独擅なり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
配り足らぬとは初雪を擬人法にしてさういふなり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
ファブルなどの時代では、文学に於ても十分問題である擬人法のロマンチックな色彩の横溢が、文学的であるとして考えられていたらしい。
— 宮本百合子 『作家のみた科学者の文学的活動』 青空文庫
玉箒刈りこ鎌麻呂むろの樹と棗がもとゝかき掃かむため 鎌麿は鎌を擬人法にしたるなり。
— 正岡子規 『萬葉集卷十六』 青空文庫
我邦に擬人法無しといふ人あれど物を人に擬するは神代記に多く見え歌にも例あり。
— 正岡子規 『萬葉集卷十六』 青空文庫
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擬人法(ぎじんほう、または活喩法、 とは、狭義には、動物あるいは生命のない物体に人間の特性を持たせる、または、擬人観の言葉で語る修辞技法のこと。クインティリアヌスは擬人法の力について、「神々を天上から下ろし、死者を蘇らせ、町や国に声を与える」と述べている。Th' expense of spirit in a waste of shameIs lust in action; and, till action, lust Is perjured, murd'rous, bloody, full of blame, Savage, extreme, rude, cruel, not to trust; Enjoyed no sooner but despised straight; Past reason hunted, and no sooner had,: Past reason hated, as a swallowed bait. -- ウィリアム・シェイクスピア『ソネット集』129
出典: 擬人法 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0