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引きちぎる

ひきちぎる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
1
標準
to tear off
文例 · 用例
小壺はやはりそちの手許で秘蔵すべきものぢや」 忠興はうろたへ気味に、小壺に吸ひ付けられた二つの眼を引きちぎるやうに離して、並みゐる人たちのはうを見かへりました。
薄田泣菫 小壺狩 青空文庫
古綿をかぶったような髪の毛の小娘が、少しでも手をゆるめると尻の穴でも嘗めかねないほど、嫌に曲がりたがる酔どれの首筋から両手一杯に、二人の洋服の襟を引きちぎる程引きずり出していた。
里村欣三 放浪の宿 青空文庫
息のつまりさうな、混みあつてゐる電車から、自分の躯を引きちぎるやうにして、雨の降つてゐる、泥濘のひどい道へ降りた。
林芙美子 青空文庫
」 力任せに引く手首を、ぐっと、内へ折り曲げると共に、庄吉の手首から、頭の中まで、血の管、筋骨を、一時に引きちぎるような痛みが、走った。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
これには十三世もはなはだ焦慮の体であったが、何を思ったか今度は、引きちぎるようにチョッキの釦をはずして胸を押しひろげるとワイシャツの胸には、野球選手の運動服のように、赤い心臓と次のような文字が刺繍してあった。
謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻―― ノンシャラン道中記 青空文庫
ほとばしる血をものともせず、傷口から片手さし入れて、腸ムズと引きちぎるや、頼春の顔めがけて投げつけ、自身は仆れて息絶えた。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
」 かう叫んで彼は忙しなく引きちぎるやうに帯を解きはじめた。
小寺菊子 河原の対面 青空文庫
12025意欲の鎖を自分の力で引きちぎることが誰に出来ましょう。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
作例 · 標準
子供は怒って、手紙をビリビリに引きちぎってしまった。
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雑草が丈夫で、なかなか手で引きちぎることができない。
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破れてしまったカーテンを無理やり引きちぎるしかなかった。
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引きちぎる(ひきちぎる) — 幻辞.com